INT2 CEOのグエン・ヴィエット・クオン博士は、2020年7月3日にベトナム情報処理学会が主催したICT 2020フォーラム「デジタルトランスフォーメーション:機会と課題」で講演し、ベトナムのデジタルトランスフォーメーションにおけるデータ処理とインフラの課題について見解を述べました。
2020年3月に新型コロナウイルス感染症が拡大した際、INT2とクオン博士が共同創設したInfoReは、国家新型コロナウイルス感染症対策指導委員会下の迅速情報対応チームに動員されました。ここで、長年の事業運営を通じて蓄積したデータ処理手法・ツールと、VLSP(ベトナム語言語・音声処理クラブ)プロジェクトへの10年以上の参加経験が活用されました。
具体的な活動には、F0、F1、F2症例の追跡と確率モデリング、各県および全国向けのリスク予測モデルの構築、リアルタイム情報ダッシュボードの開発が含まれました。入力データの標準化、健康申告書からの情報抽出、複数言語・複数ソースのデータ統合などの作業が行われました。
この経験に基づき、クオン博士はデジタルトランスフォーメーションにおける情報処理の5つの基本ステップを提示しました:情報の収集・標準化、分類・連携、保存・処理、分析、可視化・結果分析。
同博士はいくつかの課題を挙げました:統一基準の欠如による国家データベース間の不整合、ほとんどのシステムにおける意味分類の不在、国家規模の課題に対応する分散コンピューティングインフラの不足、学生・企業の実践力の不足、そして統計的には良い結果を出すものの専門家レベルには及ばない「ブラックボックス」AIモデルの蔓延。
クオン博士は、関係機関に対し国家データベースの標準化と公開、コミュニティ向け情報分類ツールのローカライズ、分散コンピューティングインフラへの投資、大学と企業の連携強化、そして日本や米国の例に倣ったAI展開基準の早期策定を提案しました。